6月 文学座『一銭陶貨~七億分の一の奇跡~』

6月の観劇会

文学座

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一銭陶貨~七億分の一の奇跡~

昭和19年、愛知県瀬戸。大蔵省は金属不足を補うために、窮余の策として金属の貨幣に替えて陶器貨幣「一銭陶貨」などの発行を決定。有田、瀬戸が製造地として選定された。
割れない陶器のお金を作るという難しい仕事が加藤家にもちこまれる。妻は「何がお国のためだ!」と猛反対。夫も、そもそも技術的に無理だと主張する。だが「役立たず」といわれていた次男はは「これを成功させたら兄貴を見返すことが出来る」と、今までの鬱積の全てを陶貨作りにぶつけようとするが・・・。
技術の進歩や経済効果を支える人間の営為――。その愚かしくも愛おしい姿を、生活の中のユーモアを掬いあげることに定評のある佃典彦が描きます。

作 :佃典彦(劇団B級遊撃隊主宰)
演出:松本祐子

出演:鵜澤秀行/中村彰男/高橋ひろし/上川路啓志/奥田一平/奥山美代子/髙柳絢子/平体まひろほか

観劇会日時

6月24日(金)|【開演】19:00
6月25日(土)|【開演】13:00(託児あり)
会場: かでるホール Googlemap >

観劇感想文

観劇日|2022年6月24日

  • 60歳 女性 主婦
    長いと思ったが 重いと思ったが やりとげた感とおわり方が胸をうった。
  • 1030 木の実 64歳 女性 主婦
    戦争ということばを作ったから戦争になった。ことばはこわい というセリフが気になった。あんなにまで物資がなくなった日本なのにまだ勝てると思って戦っていた職人さんたちの心意気に複雑な気持ちになりました。あー、8月15日が来ちゃう~と悲しい想いで観ていました・・・。
  • 65歳 女性
    戦争の重い話の中、秋代役の平体まひろさんのとても明るい声が素敵でした。札幌出身とあり より応援したくなりました。
  • 無記名
    役者も演出も本当にすばらしかったです。札幌出身の方が2人もこんなに活やくしていらっしゃって驚きました。ラスト、しょうじさんの優しさに感動です。
  • 無記名
    とても良いお芝居でした。ありがとうございます。
  • 1010 Powne 女性
    戦争のこと、知らなかった一銭陶貨のことを素晴らしいお芝居で見ることができました。戦争のせいで兄弟の関係が変わっていく様も描かれて自身の兄弟や母を思い出してしまいました。また札幌公演できるよう、えんかんもがんばりたいですね。
  • 5028 PUFFIN 50歳 女性 公務員
    今もウクライナの方々が大変な思いをされていますが戦争にふりまわされて一番苦しい思いをするのはいつも庶民なのだと改めて思いました。
  • 59歳 女性 会社員
    とてもよい作品だと思います。でもやっぱり戦争題材の話はいやです。そういう話にお金と時間を使いたくないです。えんかんの存続は応援したいけど気持ちが折れそうです。とてもじゃないけど他人に勧められません、残念です。せつない話は現実だけで充分です。明るく楽しい気持ちになるためにお金と時間を使いたいです。よろしくお願いします。
    井上さん お身体お大事に
    奥山さん おかえりなさい 
    とてもすてきでした。

観劇日|2022年6月25日

  • 女性
    舞台は良いと思うのです。でも戦争ものはもう嫌です。
  • 8067 ななかまど 69歳 女性 パート
    今のこの時期つらいものがありながら見ましたがとても良かったです。札幌出身の演者さんが二人もいらっしゃることもかんげき。質の高いお芝居を見せていただきました。ありがとうございます。
  • 8067 ななかまど 女性
    みるのが辛い内容でしたが、さすがでした。子どもの頃の白い上下服、白い帽子をかぶった元軍人を見ていて、その頃の記憶がまざまざと思い返されました。今夜は眠れるかなぁ。
  • 女性
    大変良かったです!これからも頑張ってください!! また札幌にいらしてください。ずーっといつも待っています。札幌市民一同より
  • 無記名
    皆さんの熱意が伝わり感動しました。
  • 6033 マルサ 60歳 女性
    陶貨を作っていた事を初めて知りました。配給を減らされたり、腕をなくしたり、戦争は生活や宝物を守ることではなく、こわすことですね。知らずにいて暗い時代をリアルに実体験するのはイヤなので戦争を考える芝居もみたいです。
  • 無記名
    台風のトタン屋根などのゆれ具合、地震などとてもリアルでドキドキしました。話にぐいぐい引きこまれる感じ、良かったです。
  • 1004 ヒトリシズカ 66歳 女性
    始まる前は2時間半...長いなぁと思っていましたが全く長さを感じない素晴らしい内容でした。秋代と昭二の演技がよかった~!札幌出身のお二人の話もよかった~! ありがとうございました。

観劇日|不明

  • まねき猫 53歳 女性
    休憩前は一番辛かった。戦争の辛く悲しい、そしておそろしい時間がそこにあった。〈でも実は始まって早々の名古屋弁に違和感が(名古屋人ですから)。しばらくはそっちが気になりまして〉。佃さんの本、30年ぶりぐらいに見ましたが、若い頃よりうーんと骨太となり、びっくりです。今、この時代に重く問われる作品でした、瀬戸の地に思いをはせ、「瀬戸物」の復活も祈ってしまいました。
  • 3022 らくがき 67歳 女性 無職
    戦前にこのような事実があった事を全く知りませんでした。陶貨は完成していたのですね。それを粉砕させられていたなんて12月の飛ぶ太陽のお話もそうですが、戦後のどさくさで、何もかもがなかった事になってしまうなんて残念です。奥山さんの熱演、素晴らしかったです、平体さんも。ありがとうございました。
  • 1017 まざあ 76歳 女性 無職
    サークルに入会して三回目の鑑賞でした。はじめて知った戦争中の事実にショックを受けました「一銭陶器」を観なければ、あの戦争中こんなことがあったことをずっと知らないままだったでしょう。ぜひお友達にもこの事実を伝えたいと思いました。ロシアのウクライナ侵攻のニュースを見るたび、あの戦争も日本のアジア諸国への侵攻だったのだと思わされます。どんな理屈をつけても正しい戦争なんてないと思います。